Outer Wildsもう一つの感想(ネタバレ有り版)

おもろすぎたゲームをやった代償としてOuter Wildsロスに陥っています。
というわけでネタバレありで振り返りをします。言わずもがな既プレイ向けで、今後やる予定が1%でもあるなら読まないでください。この日記の観測はゲームの魅力をほとんど消し飛ばします。

 

 

木の炉辺

 チュートリアルでゲロンゲロンに酔った辛い記憶のせいか、最後までほとんど探索せずに終わりました。

クリア後にいろいろ探索してみると、ノマイがリアルマイクラした後があったり、探索機を闇のイバラで使うための大ヒントがあったり、最初に探索していたらもっと楽だったと思いました。

余談ですが、初プレイで脆い空洞で隙間に挟まってエラー落ちしてセーブされず、発射コード取り直しを食らいました。その時に1回目と2回目で博物館の量子石の位置が変わっているような気がしていて、その記憶があったから量子関連の謎が解けた時の嬉しさはハンパなかったですね。

衛星に関しては特に何もなし。

 

脆い空洞

ブラックホール怖すぎ!
時間が立つと崩れて探索しづらくなるというイメージが先行しすぎて、逆に考える量子の塔の解法になかなか気づくことが出来ませんでした。でも先に量子もつれの試練を突破していたらブラックホールを使う以外の量子を用いた解法があると思いませんか?思いませんか…
(わかりやすい場所にある分いじわるな解法というコンセプトなのかもしれませんね)
南極のエネルギー調査センタードームの入り方がマジでわからなくて結局探査船でめちゃくちゃ無理やり駐車してホバーで突っ込んで突入しました。正攻法は移動装置に電源入れながら進んでいくことなんでしょうけど、いかんせんブラックホールと崩れる足場のせいで探索が難しくてわからなかった。幽霊物質があったりするし
ブラックホールの鍛冶場は偶然ワープしたときに場所を覚えていて気づいたのでそこまで苦労しなかったけど、探索途中に落下を3回もしてしまい、毎回8分待たないといけなかったのがダルかった(自業自得なので納得はしている)

ところで空洞のランタンって着陸できるんですか?ここだけ記録が埋まってなくてモヤモヤしてる

 

闇のイバラ

 アンコウが怖すぎ!!!!!!!!!!!!!!!!

探査機を小さい入口に打ち込む発想が全く出てこなかったのと、行方不明先輩の船を見つけた後どうすりゃいいのかがわからなくて一切学びが無いまま何往復もするハメに。酔ったところは半分はここのせい。
探査機を使うひらめき、クラゲのとこに偶然行ったときのひらめき、宇宙の眼のコードを見つけたとき、プロジェクトの動力を使わせてもらうとわかったとき…いちいち来ては試して来ては試してとトライ&エラー出来たので凄く楽しかったけどめんどくさかったのも事実。

 

巨人の大海

何したらいいのかわからないかった。というか行けるとこが少ない
幽霊物質の対処法がずっとわからなかったのでかる~く探索して終了。
デカいほうは気づいたけどいっぱいあるほうの竜巻はどっかでヒント読んでからきておお~となった。

量子もつれの塔に関しては月で書きます。長くなりそうなので。

ハンモックの彼に早いとこ自殺瞑想を教えてもらっておけばという後悔だけですね…(プレイ時間13時間弱で取得)

 

燃え盛る双子星

全てが良かった。このゲームのお気に入り2位。
最初にまともに攻略するのがここになる人は多いんじゃないでしょうか

翻訳装置を使うことが出来ればほとんど迷わない地下迷路も突破したときは凄く嬉しかった。ただしアンコウの口も流砂のギミックも幽霊物質もよくわかってないので広いとこに出たとこで帰宅するハメに。
砂による時限式のギミックが凄く良かったし、量子の洞窟のヒントの出し方がマジで神がかってたけどこれも月で後述

高エネルギー研究所は最後に到達したけど、このゲームの一番大事なネタバレがたくさんあって色々氷解するのがいい。なるほどな~って感じ

 

灰の双子星

 最初のころにワープできるのは気づいてたのに全然試さなくて最後の最後に一通り色々行ってもっと早くいけばよかったと後悔。あと戻れるの知らなかった

建物の形に対応しているのに気づいて、「じゃあこれは双子星に対応してんだけどどういうこと?」という疑問から回答に繋がった。
プロジェクトには最後の最後に到着して鳥肌。よくパワポ(石板をずっとパワポって呼んでた)で見る仮面が浮いているとこにたどり着いた事を知って更に大騒ぎと言った感じ。ここまでで船を見つけて動力が足りなさそうというのは気づいていたから動力を取ったときとうとう星の眼に行けるんだと実感してテンションが凄かったですね。ノマイの人たちが生きていたら興奮はこんなもんじゃなかっただろうなあ

太陽ステーションに最初に行ったとき、爆発の黒幕はノマイで、ノマイは上位者として今もどこかで俺の事を監視しているのではないかというちょっと危ない考察をしていましたが、頭にアルミホイルを巻くことで回避しました。

 

量子の月

 ぶっちぎりのNo1
最初はランダムなのかな?くらいに思っていたけど”観測”という概念を知ってからのワクワクは最高だった。

量子もつれの塔の2wave目、1ループ悩んだけど探査機で写真を撮って観測し続けるということに気づいた瞬間の脳汁の量が今年一。
双子星の羅針盤みたいなやつで月はたぶんあるけど観測できてないんだろうなあと思ってたんだけどまさかいつも近くにあったとはおもわなくて、初遭遇したときは本気でビビった。そして上陸できなくてビビって、上陸できた時もビビった。第六の場所に到達できた時もびっくりした。

量子もつれの塔、洞窟、試練を全てこなしていないと解けないというギミック。さながらトライフォースを3つ集めて開く最後の門を知識だけで開くような発想にただただ打ちのめされていました。この辺の感動は既プレイヤーみんなそんな感じだったんじゃないかな…本当にすごい

ノマイちゃんがコミュニケーションを取ろうとしてくれてるのに「うわ!パズルだ!どっかで見たな~~」とか言って一回帰ったの本当に最悪でしたね。右側の置く場所全然見えてなかったので。

 

侵入者

中に入れるのが7分周期で、スタートしてから5分後くらいなのでかなり急ぐと一週目間に合うんだけどそれを逃すと7分待たなきゃいけないのがちょっとしんどかった。中のギミックもそれなりに難しいから何回か死ぬと思うし。

このゲーム、目的が”よくわかんないけど宇宙を探索する?”→”超新星爆発の原因を解く”→”ノマイ族が太陽系に来た理由と目的を知る”みたいに変容するんですけど、侵入者では滅亡の理由を教えてくれました。

ただ初見は”最後太陽が爆発しているのはミスリードで侵入者が太陽の大気圏内に入る事で超幽霊物質が爆発している”みたいなトンチンカンな解釈をしてしまってよくわかんなくなってしまった。死体が2つあるところとシャトルが放置されているところを見ると仲間に伝える前に死んでしまって結局爆発。ノマイ滅亡ということですよね?

だから遊んでる途中の死体とか生活感溢れる死体しか無かったんだなあと思うと、プロジェクトの失敗も含めてノマイの無念さみたいなのが伝わって切ないんですよね。

それが皮肉にも遠い未来で太陽の超新星爆発によって起動してしまうという膨大な時間を使ったエネルギー量の多いトリックも素晴らしいの一言。

 

エンディング

 ここだけは本当に言葉にならない”好き”がたくさんあって、
楽器を集めてビッグバンを”観測”するところはmotherやゼルダリスペクトも感じたし、今までのギミックの総おさらいなのも良かったし、とにかくしっとりしっとりと終わっていくのが素晴らしかったですね…アンコウは許さん

伏線回収ドーン!激熱展開バーン!終わり!みたいなのも好きだけど、こういうのはもっと好きかもしれない。SEKIROもフレーバーテキスト集めるとふんわりと理解できるストーリーでエンディングもしっとりだったし実はSEKIRO好きな人におすすめできるゲームなのかもしれない…酔うけど…

 

終わり

 やっぱ本当に最高のゲーム…

ちょっとSFに目覚めそう、星を継ぐ者という小説がこのゲームに近しいという話を聞いて購入しました。ゆっくり読んでみようと思います。

ゲームでしかできない体験、かつ没頭できる面白さ、しかも20時間くらいで終わるという最高のバランス、俺好み!!ウンメ~

今年のNo1はもうこれに決まりと正直思ってますが、11月のガレリアを楽しみに積みゲーを頑張ろうと思います。

だらだらと乱文を書いてしまいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。