Outer Wildsをきっかけに40年前の名作SFを読んだ

星を継ぐものというSFの超名作らしい作品を読みました。

海外の著名なSF作家が書いたもんが翻訳されたものらしいよ。へー

 

Outerwildsの感想を読んでたら「この作品はゲーム版星を継ぐものである」みたいな人が数人居たので興味を持ちました。

結論から言うと読んでよかったしめちゃくちゃおもろかったです!アリシャス!

他のSF名作も読んでみようと思いました。

あと続編もあるらしいんですけど今作がきれ~いに終わったので読むの怖いんですけど読んだ方がいい?読んだ方がいいよね...

 

 

~~ここから星を継ぐものの核心を含まない程度のネタバレを含みます~~

 

SFってほとんど読んだことなくて、ちゃんと読めんのかなという不安はあったけど結構ちゃんと読めました。似たジャンルでサイモンシンのフェルマーの最終定理は学生の頃読んでクソ好きな本の1つなのであんな感じなのかなあと思ってたけどあんな感じでした。知的好奇心が適度に満たされるのきもちいい。

 

ーあらすじー

人類が月で色々調査していたら5万年前の遺体を見つける。しかも俺たち人類にそっくり。科学者達は見つかった遺体を調査すべく、各分野の科学者たちで超巨大化学者集団を結成し謎に立ち向かう。(ここシンゴジとか映画゛来る。゛みたいで好き)

何故、あるはずのない月に死体があったのか。五万年前なのに高度な科学技術の痕跡(少なくともスマートウォッチみたいなのを持って月まで行ってたり...)が見られるのか。所持していた手帳を暗号技術を用いて言語解析したら明らかに地球じゃない地図が出てきたりと大パニック...わかんないよ~(泣)

 

というストーリー。

ひらめきで事実が明らかになり、伏線が巧妙に回収されていくのは気持ちよかった。

ただそういう要素より、なんでこんなん(科学的な設定や宇宙デザインなどが)考えつくんだ?作者狂っとるやろという読書中のある意味気持ち悪さみたいなものが最後の最後で全部理解出来るのが目玉飛び出るかと思った(俺はノマイ族なので1個飛び出てもあと3個あるので平気です。これはアウターワイルズジョーク)

あー作者はこれを書きたかったんだ。ここから着想を得て謎を作って逆算したんだ。という物語のオチ以上に腑に落ちた感覚が最高だった。

 

Outerwilds的感動を味わいたくて飛び込んでみたSFの世界ですけど、かなり満足したし、Outerwildsがめちゃくちゃよく出来たSFと言われてるのも納得で、かつゲームでしか出来ないSFだったんだなということをちゃんと確認出来たのが最高でした。

 

ただ最後のオチはなんで文字や言葉が伝わってねえのとかツッコミはあるんですけどそういうのが続編で回収されてたらいいなあという感じ。

 

淡々としていてどんどん場面転換していくので退屈しないし、一番良かったのは登場する人物は多いのに覚えておかなきゃあかん名前がほぼ無いのは助かった。

主人公、生物学者進化論信者の頭の固いオッサン、上司くらい。(名前はもう忘れた)

 

Aamazonの評価見てみたら300件以上のレビューがあってびっくらこいた。こんなにレビューついてる本をちゃんと読んだの初めてかも。ハローワールド。ハローユニバース。

 

面白かったのでおすすめです!300ページくらいしかないのでラノベ1~2冊分くらい。さくっと読めちゃうよ。あとアウターワイルズ早くクリアして。月について語りたくて仕方ないので