2019年GOTYビジュアル賞のGRISやりました

主人公の内面、美しく優しい世界をただひたすらにメトロイドヴァニアするゲーム。

美麗なグラフィックと気持ちいい音ハメが織りなす世界に没頭できる。とにかく気持ちいい。

風ノ旅ビトに近いゲームで、敵との戦闘や落下によるリトライ等の要素はなし。美術館的とも様されているが、自分はゲームとしての側面も非常に優れていると感じた。

キビキビとした入力レスポンスやしっかりした足場の判定など、丁寧な仕事が各所で見受けられる。
全ては表現をゲームで邪魔しないため、それどころかゲームが表現を強調している。Celesteに近い”ゲームっていいな”感が味わえた。

こういったアクションゲームは自機に目が行きがちだけど、優しい判定やゆったりとしたステージ構成が背景や小物などに目を引かせるようになっていて、とにかく動かしていて楽しい。またもう一度最初からやったら新しい好きなポイントがたくさん見つかりそう。

ストーリー等はほとんどなし、本当の意味での雰囲気ゲー。だけどすごく楽しい。

1800円でプレイ時間は3時間弱、良作の映画を1本見たような満足感があったので決して高いとは思わない。超良かったです。

是非、プレイしてください。