8年目になりました!!(過去のGOTY記事)
今年も102タイトル遊んだ中で個人的にオススメなものばかりを紹介させていただきます。
ネタバレには配慮していますが、スクショが数枚張られているのでご注意を。
(画像クレジット:ゲーム内スクリーンショット、もしくはSteamストアページより)
- FlipWitch(リンク先R18注意!)
- BOTWへの黒い感情を払拭してくれた『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』
- ソシャゲ嫌いだけど渋々遊んだ『ブルーアーカイブ』『アークナイツ』
- 普通に泣く『メグとばけもの』
- 脳破壊ゾウさんパズル『Alephant』
- 人類の半分が面白いと言う神ゲー『Pineapple on pizza』
- 度肝を抜かれたADV『AI:ソムニウムファイル』『ニルヴァーナイニシアチブ』
- とんでもないクォリティにより眠くなるデジタルボードゲーム『Wingspan』
- 思ったよりカジュアルな『アーマードコア6』
- あの時のままの面白さ。『プリンと盾琴』
- 爆乳ケモノRPG『ホワイトクロス』
- もちろんGOTY『SANABI』
- 終わりに
FlipWitch(リンク先R18注意!)
まずは、すけべなゲームで皆さんを魅了してからこの記事を始めたいと思います。
FlipWitchはプレイヤーの性別を入れ替えながら攻略するメトロイドヴァニアエロゲーです。PVの時点で普通に行為に及んでいるので職場でこれを読んでいる方はご注意を。
基盤となるメトロイドヴァニアのところがしっかりと作られているので終始楽しく、ボス戦などは巨大なモンスター娘のピクセルアートが画面狭しと動き回るのが衝撃的なつくり込みでした。謎のクリスタルを割らなくてもちゃんと「回想」メニューがあったりととてもリッチなゲームです。
nicolithさん(@nicolith)による翻訳が素晴らしく、配信見ている人から「これ日本のゲームなの?」という質問が何度も来ました。かなりおすすめです。
この記事がはてブから削除されたらこのゲームのせいだと思ってください。
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BOTWへの黒い感情を払拭してくれた『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』
ゼルダはガキの頃から大好きだけど、BOTWは「面白いけど……そんな褒めるほどか?」という感じだったので、世間の評価との齟齬がありました。しかしティアキンはそんなグチャグチャした黒い感情を真っ白にしてくれるほど面白いゲームだったと思います。
このゲーム、“最初は全然面白くないのに、気づいたらどんどん面白くなっていく”系のゲームだと思っています(馬もないし、どこ行ったらいいかわかんねえし、地下は暗いし……)。しかし、その最初の5時間ほどの退屈さを「うちはゼルダなんで。ファンのみんな信じてくれるんで」という傲慢さで突破しているのが、何よりもユーザーへの信頼を感じて好みでした。5時間ってよほどですよ。UndertaleやOneshotならクリアしてますからね。任天堂ってこういうゲームの作りが許されるんだ……。
そして信じてくれたファンの期待に“面白さ”でバッチリ応えるというカッコよさ。こういうところにゼルダファンは惹かれているんでしょうね。
ストーリーが特によくて、余白を埋めていくような断片的なお話の作り方が非常に面白く、感動的でした。マスターソードを自らの手で引き抜くあの時の感動は今でもずっと忘れていません。
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ソシャゲ嫌いだけど渋々遊んだ『ブルーアーカイブ』『アークナイツ』
私はソシャゲが大嫌い(どうして1000円で面白いゲーム無限に買えるのに3000円でガチャガチャ引いて面白くもないレベリングやらんとあかんねんという理由)なんですが評判いいコンテンツを無下にし続けるのもどうかなと思ったので今年はブルアカとアクナイをやりました。
どちらも序盤は無意味に挿入される戦闘が鬱陶しく、「ストーリーだけ読ませてクレメンス」という感情ばかり湧きあがりましたが、途中から戦闘で表現される演出が大変素晴らしいものに変貌し、やはり高評価されるだけのゲームなんだと思い知らされました。
ブルアカに関しては、特にエデン条約編4章の突然あのキャラが出てくるシーンや、最終章のラスト付近など、「ゲームならでは」の演出がふんだんに使われていて、驚きと感動に満ち溢れていました。
アークナイツはタワーディフェンスのゲームがそもそも面白いのですが、敵味方の譲れない矜持がぶつかり合うシーンをボス戦で上手に演出しており、6章ラストなどはソシャゲとかインディーとか関係なく、「ベストオブ戦闘シーン」を決めるなら話題にあがりそうなほど、かっこよく感動的なものでした。
人に勧めるほどカジュアルなゲームではありませんが、やはりソシャゲだなんだとか勝手に囲いを作るのはよくないかもしれませんね。考えを改めさせられました。
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普通に泣く『メグとばけもの』
RPGの部分は飽きないようにたくさんミニゲームなどが用意されてはいますが……面白くはないです。
ただそれを差し引いてもシナリオや演出がよく、ゲームならではの体験が多いゲームで心に残るものでした。
こういうちょっと退屈だけど演出で泣かせてくれるRPGは何本あってもいいですからね……。
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脳破壊ゾウさんパズル『Alephant』
ゾウさんのパズルです。
どう考えても詰んでる状況から始まる倉庫番パズル。難しすぎて気が狂いそうになります。
クリア条件を探るところから始まるパズルが好きな人は是非やってみてください。ボス戦があるのですが、そこだけは味わいが違っていて難しくも面白い息抜きみたいになっていました。
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人類の半分が面白いと言う神ゲー『Pineapple on pizza』
今年2番目に好きなゲームでした。「無料」で「10分~15分」というボリュームのゲームですが、2万件以上の高評価が寄せられているとんでもないゲームです。
これは全人類プレイするべき神ゲー……と言いたいところですが、このゲームを勧めて遊んでくれた人の反応は「Good」「Bad」半々……私は手を叩き大爆笑してこのゲームを終えましたが、「なんだこれ…」と大ダメージを受ける方もいるのでかなり人に勧めづらいゲームです。
おそらく大ダメージを受けた人はレビューをつける元気がなかったので、結果的に良いレビューばかりついてしまっているんですが、そういう「賛否両論」のゲームが許せる人には是非チャレンジしていただきたい作品でした。
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度肝を抜かれたADV『AI:ソムニウムファイル』『ニルヴァーナイニシアチブ』
人の頭の中を覗くことができる装置を使う特殊捜査班の刑事ミステリー。「流石スパチュン!」と言いたくなるリッチな3Dカットシーンが魅力的かつテンポも良く、1作目の時点でかなり面白いのですが、2作目はそれを遥かに超える衝撃的な面白さでした。
シナリオは『ever17』などで知られる打越鋼太郎先生が担当しています。私は打越先生の作品で最も面白いのはこの『AIソムニウムファイル ニルヴァーナイニシアチブ』だと思いました。
連続殺人事件に迫るストーリーも先が予想できない展開で面白いのですが、おそらくこのゲームをプレイした人すべてが「ここ!」というシーンがあり、度肝を抜かれます。反則といえば反則なのですが、何を言われているのか理解が追い付かず、5分ほど動けなくなってしまうという体験ができて最高でしたね。
2作とも寒いギャグや下ネタが多く、苦手な人は合わないかもしれませんが、その辺を我慢してでも40時間分楽しむ価値が十分にあるゲームです。おすすめします。
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とんでもないクォリティにより眠くなるデジタルボードゲーム『Wingspan』
実際にあるボードゲームのデジタル版です。
実在するヨーロッパの鳥を集める対戦ボードゲームですが、鳥は実在するヨーロッパの鳥を中心に170種類以上存在。
絵柄の鳥はしっかりとアニメーションで動き、鳴き声も収録。川のせせらぎが聞こえるフィールドで自分だけの鳥類保護区を作り上げるゲームです。
ゲームの質がとてもよく、鳥好きな人には手放しでおすすめできるゲームですが、癒されすぎて死ぬほど眠くなるゲームであることはご注意ください。
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思ったよりカジュアルな『アーマードコア6』
僕がここで書くまでもなく評価されているので簡単に。
周回するのがめんどくさい以外に欠点のないゲームでした。
想像の3倍面白く、熱く、かっこいい戦闘が、思ったより(ACシリーズは難しいが先行していたので)カジュアルに楽しめます。アイスワーム戦良すぎだろ……!
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あの時のままの面白さ。『プリンと盾琴』
『愛と勇気とかしわもち』『いりす症候群』など、無料ゲーム全盛期に名を馳せた「カタテマ」さんの最新作。
シューティングゲームの形をしていますが、本質は探索・アドベンチャーにあります。『いりす』の面白さがそのまま令和に蘇ったような作品で、「カタテマさんって15年以上前からあの時の気持ち変わってないんだ」と感動したゲームです。最高でした。
カタテマ作品を知らない人が遊んだときどう思うか正直測りかねますが、変わったゲームが好きならおすすめです。安いし。
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爆乳ケモノRPG『ホワイトクロス』
爆乳ケモノRPGです。無料です。超面白いです。
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もちろんGOTY『SANABI』
サンナビ、最高のゲームでした。
『Celeste』のアクションとストーリーの融合、『Phenotopia』の緻密なピクセルアニメのような、偉大な先輩神ゲーのいいところをしっかりと受け継ぎ、愛を持って自分のゲームへと落とし込んでいます。それらが素晴らしすぎるサイバーパンクなシナリオを彩ってくれる、研ぎ澄まされた名作です。
唯一日本語ローカライズだけは低品質で、開発の大変さとか察してしまいますが、制作グループに取材すると近日中に修正されるとのことで、欠点のなくなったこのゲームがどこまで評価されるか楽しみですね。
アクションが苦手な方からすると少し難しいといった評価も見受けられます。アップデートで少しずつバランス調整されていますので、「自分には無理かも」と思わず挑戦して、この極上の物語を楽しんでほしいと願っています。
ということで私の2023年GOTYは『SANABI』でした。本当に素晴らしいゲームばかり出た年でしたが、自分の中でカチッとはまったのはこのゲームが最初で最後だった気がします。
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終わりに
Steamウィンターセールは22日3時からスタート。皆さんのウィッシュリストに、1タイトルでもゲームが増えていればこの記事を書いてよかったと思います。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。