Ori and the will of the wisp(Ori2作目、オリとウィスプの意思) 感想

 

 

 

 名作メトロイドヴァニア(スキルを取ると行ける場所が増えるオープンワールド2Dゲームの総称)の続編が出てた事に気づいたので夢中でやりました。非常に面白かったので感想を書きます。ネタバレなし。

 

このゲームのどこが優れているか。

まずグラフィックがとんでもない。予算の無いゲームならエンディング後の一枚絵として出るような超美麗空間が広大に広がっている。
次に音楽が良い。生演奏のオーケストラで彩られる世界や、イベント中の音ハメ演出が没入感を倍増させてくれる。サントラだけで聞いても最高の一言。
そして、なんといってもゲーム体験が快感に満ち溢れている。どんどん快適になっていくキャラクターを超高速で操り敵をなぎ倒しぶち抜き駆け回っていく気持ちよさは他のゲームでは1シーンあるかどうか。それが10時間ずっと続く。

とにかく、とにかく…気持ちいい!

前作もバカ褒めしたが、2作目はクォリティをそのままにボリュームを増やしてきて期待以上の満足度だった。

 前作頑張って不満点をひねり出すとすれば、簡単すぎたこと。(それは快適なゲーム体験を邪魔しないよう、ライトユーザーが心地良く楽しめる難易度だったからなのだが)今作は多少歯ごたえのある難易度に調整してきたのでその点も解消されていて、ケチのつけようのない完璧なゲームとなっている。
アクションゲームをあまりやらない人にとってはちょっと難しいかもしれないが、それでも数回挑戦すればクリアできるよくできたレベルデザインだと思う。前作はマナを用いて自分でチェックポイントを作成する仕様だったが、今作はちょくちょくチェックポイントが自動で生成されるようで、ミスしてもすぐ再挑戦可能なので前作でよくあったセーブポイント作成忘れによる(自己責任な)ストレスが無かったのも良かった。

 

ストーリーに関しては最後だけ自分の好きな展開では無かったが、優しく美しく荒廃した世界という点に関しては前作同様一貫していて非常に好みだった。

 

今作追加されたサブイベントの要素もわらしべイベント以外はかなり親切にマップに記載されるので、近くを通った時にちょっと寄り道するかという気持ちにもなるし、気軽故コンプ欲が沸いた。報酬もダメージ増加などの冒険に役に立つものなので嬉しい。

特に今回はスキルがかなり早めに取得できるので、前作で出来たのに!というストレスが無いのも良く考えられていると感じる。

 

思い出したので不満点をひねり出すとすれば、日本語のうまい外人が訳したようなローカライズと、typoが2,3か所あったこと。
自分はそこまで気にしないが、没入感を損なうので機会があれば今後直してほしいなと思った。

 

興味がわいたらトレイラーを見てほしい。
それと、今作からやっても体験自体は損なわないが、ストーリーは前作の続きになっているので、時間があればプレイしてからやってほしい。セール中なら1000円程度で買えて、これも素晴らしいゲーム体験になることを約束する(多少簡単すぎるのが許容できるのであれば…)

 

プレイ時間は12時間ほど。

非常に素晴らしく有意義な体験でした。大満足。

現状今年一番面白いゲームだった。