俺を少年に戻してくれるLimbus Company(6章 感想 ネタバレ)

リンバスの最新パッチまでのネタバレがあるので気を付けてください。

すごくない!? なにこれ。

お話自体はよくある恋愛のすれ違い話なんだけど、ヒースクリフというただ短絡的で暴力的な男がなぜこうなってしまったかがシンプルなオチに帰結するのは普通に美しいし、出てくる登場人物全員が初見の印象と違ってくるのも面白い。あ、お兄様だけはそのままだったか。かわいそうな奴ではあったが。

職業柄というか、やっぱゲームしてても「ここはこういうところが面白くて」「でもこういうところはつまんなくて」みたいなことを文章化しながら遊ぶ癖があって、だんだん飽きてくることも最近は多いんだけど、6章やってるときはもう夢中で読む手が止まらなかったし、ヴェルおじ乱入するところはドンキみたいな顔で声出したし、カルメンとの対比にもなってそうなキャシー戦でmiliのボーカルが入れ替わる演出も見事すぎる。

そしてイシュメールと同じく、ヒースも自分だけの生存が勝利条件のバトルで「味方の生存」という条件で無敵になるという絆のパッシブがベタだけど熱くて最高すぎる。

だからといって敵が無茶な攻撃してくるのはびっくりするからやめてね。いや、好きだけど。図書館遊んだ時もそうだったけど、面白すぎてガキに戻ってしまう瞬間というのは何事にも代えがたいありがたいものですね……。

 

5章もちょくちょく演出ええなあと思ってたけど、6章はもう図書館やってるときと同じような戦闘の力の入れ具合に震えたし、でもやっぱり混じってしまうしょうもない雑魚戦が今までの倍憎くなっちまった。いや、でもあれがあったからこそヴェルおじ乱入みたいな演出が光るのか…?うーん…個人的にはあの辺もっと削ってボス戦オンリーみたいなバランスが好みだけど、ソシャゲだし仕方ない部分もあるのかもしれない。

5.5のねじれ探偵ファンサから、今回はリヴァイアサン既読者しかわからないような話と、普通にカルメンASMRも交じり、やっぱり図書館やってねえと話わかんねえじゃねえかと思った次第なので、今からでも遅くないのでLobotomyと図書館をリンバスのオタクは履修すべきだと思います。もったいないですほんとに。

さすがにまだ図書館の足元にも及ばないと思うLimbusですが、6章の面白さは0.1図書館くらいには迫ってたと思いました。すごい。えらい。miliが一番偉いかもしれない。すごすぎだろ