孤星のシナリオがおもろすぎる! という話をいくつも聞いたので。
ゲーム部分がかなり好みで1か月たちますが続いています。
ソシャゲはカロリー高いし金もかかる、もしくは課金者が楽をしているのを横目で見ながら膨大な時間を浪費する割にそこまでカタルシスとか得られないし~と敬遠していましたが、『ブルーアーカイブ』がかなり面白かったのと、『リンバスカンパニー』みたいな話だけでも読む価値のある作品が最近増えてきたので、よっしゃいっちょやってみるかと始めてみました。
現在ストーリーモード6章まで読了。イベント「孤星」と「狂人号」は前提となるお話が多いのでストーリーは飛ばして報酬だけかっぱらいました。
今も隣で金策マップの[CE-6]をぶん回しつつ書いています。金無さすぎんだろこのゲーム。
ゲームがおもろい
タワーディフェンスは今まで1次元の『メルクストーリア』くらいしかやったことなかったんですが、アクナイは2次元のタワーディフェンスということでひたすら新鮮で面白く感じています。
性能はそこそこだがキャラを置くのに使う“配置コスト”を回復してくれる「先鋒」、敵を多く止めることができる「重装」、ヒーラーの「医療」、紙耐久だが大きな火力を誇る「術師」などそれぞれの役割に則った味方を編成・配置して自陣への侵入を防ぐオーソドックスなタワーディフェンスです。
少し遊んだだけでルールは把握できますが、システムをシンプルにした分メインストーリーすら圧倒的な難易度で容赦なくゲームオーバーにしようとしてくるのが割り切っていて素晴らしいと思いました。
特に高レアを引けたからチャプター4くらいまでは無双できるぜ!といったシステムでは無く、ステージの理解のほうが圧倒的に大事というのはソシャゲの一番嫌いな部分が廃されているような感じがしてとても好印象です。配布や無課金でもらえるキャラだけでも上達によって十分クリアできるというのは買い切りのゲーム的で楽しいと思います。
かといってソシャゲ的な「周回(レベリング)」が不要というわけではなく、むしろガッツリ必要なので、キャラに愛着沸いて頑張って育てようといったモチベーションが別で必要なのは確か。育成リソースも正気を疑うほど要求されますが、個人的には育てれば育てるだけ戦力の幅が広がるのは単純に楽しいですね。ステージ攻略に詰まったら必要な戦力を見極めて育成→突破という流れに達成感があります。
また、“タンク”“火力”などの単純な役割ではなく、カードゲームのような個性的なキャラが多いのも面白いポイント。「兵士としての役割はほとんど持たないが、異常な速度で配置コストを盛ってくれる『テンニンカ』」「通常は攻撃、スキル発動時は回復する『異格サイレンス』」など、変なキャラがたくさんいるのでどれを育てるのか目移りしてしまいますね。
僕は「一切通常攻撃しない代わりに、一定タイミングで超広範囲の複数体攻撃をしてくれる『ビーズワクス』」のピーキーすぎる性能が大好きで、ストーリー攻略のお供にずっと付き添ってもらっています。本当に役に立たないこともありますが、もうこれ絶対無理だろというステージでビっさんが大活躍してくれるとかなりアツいです。
5-10を3時間かけて手持ちクリアした
— のす (@nosunosu) 2023年11月25日
好きで使い続けてるビーズワクスが刺さりまくったのと決まり手がアツくて楽しかった pic.twitter.com/22nxxaJOIx
こういうギリの攻防が多くてどのステージも達成感あるのがよい。
ストーリー
僕がこのゲームに興味を持ったのは、大好きなアニメ『羅小黒戦記』とコラボしたときです。コラボキャラとして参戦した「シャオヘイ」はまだガキなのに背伸びして頑張ろうとする子どもなので、アクナイ世界がどんなところかオタクに聞いたときに「陰鬱なとこだよ~」と言われてかなりドキドキしていました。
というか、『レインボーシックスシージ』『モンハン』とかよくわかんないコラボばっかしてるゲームというイメージがあったので版権を大事にされるのかかなり心配していたのですが、実際はとても大事にされているのを知ったのは始めるきっかけに近いかもしれません。
シャオヘイは原作で「執行人」という正義サイドにいながら、師匠の教えを守り道徳を大事にしながら不殺で戦うスタイル。アクナイでも「敵にとどめを刺さない」というパッシブスキルがついていてえらく感心しました。
執行人見習い | 初期 | 敵に致命的なダメージを与えた時、対象のHPを1残し、重傷(倒すとSPが1回復)を付与する。自身は重傷状態の敵を攻撃しない |
(アークナイツ攻略 Wikiより)
しかしシャオヘイはとどめを刺さない代わりに“重症”というデバフを付与し、敵はよろよろと絶大なスロー効果を受けながら歩き、結局10秒後に死んでしまいます。アクナイ世界が「シャオヘイ、敵にとどめを刺さないというのは優しさじゃないんだよ^^」と説教しているようのでむかつきますが、原作をめちゃくちゃ愛しているというのは伝わってくるので嫌な感じはしません。シャオヘイの親権は渡しませんが、ヨシとします。
話が大きく脱線してしまいましたが、そんな感じで過酷な世界観を持った作品です。大陸のゲームそんなんばっかだな。
ストーリー3章くらいまでは自己紹介フェイズのような感じで退屈なシーンが続きますが、6章で急に大化けしました。ストーリー自体にそこまで意外性はありませんが、テキスト(翻訳)の質が急によくなります。
敵の独白だけが5000文字くらい続くシーンがあるのですが、一切退屈させず感情や情景が脳に投影されるかのような描写は素晴らしいの一言で、キャラクターの魅力もあり夢中で読んでしまいました。4章くらいまでは「あまり好きじゃないかも」と思っていましたが、今ではメインストーリーの続きや、ものすごい量のサブイベントを読み漁れると思うと、かなり始めてよかったなと思っています。
ほかにも気に入ってる部分
・アンドロイドエミュレーター「BlueStacks」で一切落ちることなく動作する。ながらで周回しやすい。
・Discordで遊んでいると普段あまり見かけないオタクが入ってきて優しくいろいろ教えてくれる。新規を逃がそうとしないやつが多い。
これはどうなんだと思うところ
・いくらなんでもゲーム内通貨足らなすぎるだろ。
・ブルアカみたいにクリックしたらスタミナ消費して素材だけもらえる奴がほしい(実装予定ではあるらしい)
・大陸版は半年分コンテンツが進んでいるらしく、ググると半年後に実装されるネタバレがバカスカヒットしてしまう。
・ガチャの誘惑が少ない分、課金でスキップできる面倒くさいところが充実しすぎて毎日ヤキニク姫になりそうになる。なんだよ2000円払ったらレベルマックスって。俺は課金に屈しないからな……!
俺は…弱い…!! pic.twitter.com/cG1dyoVdoQ
— のす (@nosunosu) 2023年11月26日
無理しないペースで遊んでいますのでよかったらフレンド登録してください。