A space of the Unbound 心に咲く花 感想(楽しめませんでした)

久々に後悔するほど自分に合わなかった。

ストーリー

全く良いとは思えなかった。

大人になり切れないというか、大人になるには重すぎるものを背負ってしまった少女が過去を許し、それを抱きながらも一歩踏み出す手助けをする。という大筋はとても面白そうに感じるが、ゲームプレイの8割を占めるサブイベントお使いがどうメインストーリーに絡んでくるのかとワクワクしていたら一切絡んでこない。

あのケーキの材料探して右に左にファストトラベルもないのに行ったり来たりしたのはなんだったんだ?

残りの2割、プレイ時間で言ったら2時間程度のボリュームだが、2時間の映画と考えても意外性や驚きに欠けていて、いつ面白くなるんだろうとワクワクしていたら唐突にエモーショナルな演出が入ってまさかと思ったらそれがエンディングだった。

アート

最初は雰囲気のいいスーファミピクセルアートが良いと思っていたが、中盤くらいから明らかに時間が足りないのか手抜きなのかわからない省エネさがにじみ出る。ケンカのシーンで不良は謎の肩アタックを使いまわし、カットシーンはただ立ってリズムを取るだけ。デフォルメされているだけになっていて、「ピクセルアートならではの良さ」みたいなのは感じられなかった。

バトル(と言いたくないレベルのミニゲーム

一番考えられなかったのはあのコマンド入力。バトルと時空の裂け目を開けるのでシステムが同じなのは100歩譲っていいとして、いちいちアレが差し込まれて「うわ~楽し~」ってなるやつがいるのだろうか。

 

正直高評価なのが信じがたいレベルで楽しめない作品だった。