夜廻三 感想と7678円でこのゲームを出した日本一ソフトウェアへの怒り

一応デカい会社なのにインディーゲームみたいなのばっか出してるでお馴染みの日本一ソフトウェアさんと言えば…そう…

夜廻シリーズです。新作です。

フリーホラゲブーム真っ只中に出た1も出来自体はそこそこよかったもの、5時間程度のボリュームなのにPSvitaのフルプライスで販売するという強気すぎる価格設定に評価はガタガタ。後発でSteam入りしたことで価格も2000円に再設定され、セール時は1500円程度で買えることもあり、「え~評価の割に安くて面白くてめっちゃいいじゃん!」とファンを増やしています。お前らは何も知らなくていい。

そんな中で夜廻3作目は定価7678円と脅威のフルプライスで販売されファンの度肝を抜きました。トレーラー見てもどうみてもグラがちょっとよくなった程度の進化しかしていないのに強気すぎだろ。
先に言っておきますが、国産フリーホラゲーのテイストを持った探索ゲームとしては完璧と言ってもいい素晴らしい出来で、ほぼ文句なしの体験でした。
特に音関連のこだわりが異常なほどで、お化けが出てきた時の緊張感やヤバい田舎を探索してるときの異常な静寂の中に虫の声だけが響いているなど、明らかに「00年代のフリーホラーゲームが好きすぎる異常者」が作ったと思われる作りこみをしています。

相変わらずゲーム性はある程度ちゃんと配置されたお化けから逃げながらアイテムを探す前時代的なものですが、これでいいんですよホラーゲームなんて。ちゃんと怖くて、たまにびっくりさせて、それでいて「なぜ」こうなってしまったのかがだんだんと明るみになっていく。俺のホラーゲーム需要を完璧に供給してくれたありがた~いゲームなんです。お化けより「めちゃくちゃ前のコンティニューポイントまで戻される」死んだときのペナルティのほうが怖いのは問題ですが。

しかし、採算が取れる取れないの話はともかく、これを3000円で販売してくれていたら「絶対やったほうがいいよ!」と言えたものの、開発に数十億かかってるゲームと同じ値段で出されてしまうと、それらを捨ててこれをやるほどでは…と言いたくなってしまうのは必然だし、新作を人質にしてシリーズファンを脅迫している…なんてのはちょっと言いすぎですけど、そう思いたくもなる。
正直シリーズファンなんて1万円出しても痛くも痒くもない人がほとんどの年齢層ですし、自分も思うところはあれど「まあええか」と買ってしまっているのですが、願わくば常識的な価格設定でしっかりと評価を得て、十代の若者が「ちょっとやってみっか」となってこの極上の体験を味わってほしかったわけです。
そして悔しいのがどうせ1年か2年後にSteamで2000円で売られるってことですよ。結局、日本一ソフトウェアも「このゲームの適正価格は2000円だろ」ってわかった上で、ホラゲーをネタバレ無しでやりたいならフルプライス出しな~と脅し

すいません私怨が入りだしたのでこの辺でやめておきます。

まあこういうの買った分で魔女シリーズの続編が出るならいくらでも払いますけど、以前ディスガイアRPGとかいうソシャゲの開発費に使われ

やめときます