パチスロポエム /最近出たむちゃくちゃ面白いパチスロとパチスロの勝ち方

パチンコ、パチスロというギャンブルは店側が必ず勝つ遊びです。これは揺るぎない事実。
ただし客が遊びに行って全額負けるのでは誰も来なくなるので、客に少し返してあげる。これは平等に分けられるわけではないので、客の中でも勝った・負けたが発生することになります。
つまり、パチンコという遊びは胴元vs客という構図ではなく、客vs客という側面が公営ギャンブルよりも強く反映されるわけです。まあそれでも勝つのは至難の業、規制に継ぐ規制により華やかな話はどんどん消え、客も全盛期から半分ほどとなったので単純に客は約2倍辛くなったと考えていいわけです。機種代もバカ高くなっていますし。
ただしパチスロの遊戯性そのものは変わっていないので、”定石”みたいなものは存在します。

 

パチスロの勝ち方

パチスロの勝ち方は大きくまとめると1つしかなく、『スペック上プラスになる区間を打つ』ことだけです。

・店側が”設定”を入れて魅せ台を作る。
→この場合、終日プラス区間となりますが、設定は外から見てわからないですし、店にある台全てが高設定なんてことはあり得ない話なので朝から並んで台の取り合いをし、お金を使って設定判別を行って初めて”確率上は”勝てることになります。
店が設定を使う、設定判別に使う金がハズレ台と当たり台に座れる確率と釣り合う、下振れしても収束させるだけの試行回数が確保できる。といういくつかの不確定な関門を超える必要があり、確実とはかなり程遠いですが「この店のこの日は〇%以上で〇%以上利益の出る台を使うのでプラスになるはず」という根拠で勝っている人もいることには居ます。凄い。俺は絶対できない。ここまで来ると仕事です。

・”最低設定”でもプラスになる台を打つ
→今はそんな台も多いです。

いわゆる技術介入機というもので、猶予2/60秒ほどの”ビタ押し”を完璧にこなせば、1日に3%~4%勝てると謳っているものです。3%というのは1日に使う金額ではなく、入れたメダルの枚数に掛け算するもので、1ゲーム3枚が1日で約8000G遊べるので、24000*1.03で720枚プラスになるという計算です。格ゲーやってる人はわかりやすいかもしれませんが、一日中2フレーム目押しし続けて日給14400円。釣り合うと思いますか?これは人によると思いますが…仕事…?
また、お店の多くは換金率というものがあり、50枚借りたら換金する際には48~46枚で計算される店がほとんどで、”等価交換”のお店を選ぶ(禁止されている地域もある)、貯メダルするなどで対策しなければなりません。この換金率が厄介で、例えるなら1000円入れた瞬間50円負けているようなものなので、こういったサービスに近い台でも意外と計算してみると客側が負けているなんてことは多くあります。それに加えてユーザーは機械じゃないのでミスもありますし、人気故に目押し全然できない人も打つので意外と利益は出るそうです。甘い話はないということですね。
しかし最近はユーザ登録するとメーカーが”ビタ押し成功確率”なんてものを保存してくれて、5chで100%で100万ゲーム打ってうん百万勝ってるなんて人も見たことあります。バケモン。

・ハイエナをする
最低設定でも仕様上プラスにしかならない区間を打つ事です。要は自販機の下の小銭拾い。
僕は死ぬほど嫌いですがちょっと前に大人気だったリゼロで説明すると、かなり大雑把に言うと出玉がこんな感じで出る台です。

A、C、Dは勝ち、B、Eは負けという感じです。
リゼロはかなり特殊な台で、当たりのほとんどは500Gか700G付近、つまりこの台で勝ちたければ、

この赤くマスクした区間のみを打つ。それがハイエナです。
A,D台なら投資額がほぼゼロなので大勝、B,E台は負けですが、0ゲームから打つよりも投資額がグッと抑えられる。単純明快な必勝法です。

これも昔ほど簡単にはいかなくなっています。まずはスマホの存在がデカくて、おじいちゃんですら打つ前にスマホでスペック解析をググったりするから、そうそう美味しいところで辞めてくれない上に、おじいちゃんすら「おっリゼロの380Gごちじゃw」とハイエナしたりするようになっています。ユーザーのハイレベル化です。半分が辞めた業界でハイレベル…?初心者が辞めただけでは?その通り…
そんなわけでハイエナはまず自販機の下に小銭が落ちているかもわからない状態で歩き回らなければならないため、徘徊する時間も含めると時給は極小でこれも暮らせるほどの金が手に入るわけもなく、単純に楽しくないので割に合うかというと合わないわけです。

そんな中、ごく最近チバリヨという台が出ました。

六号機というパチスロ末期と呼ばれる時代にこんな面白い台が出て良いのかと思うほど面白いです。また、勝てます
何故この台が勝てるかというのは単純明快で他の台とは出るタイミングが真逆だから。

多くのパチスロ台はリゼロのようにメダルを沢山使う→当たる→たくさん出るというフローを取ります。チバリヨはA.序盤にたくさん出る B.ずっと出ないという二種類の出玉フローしかありません。
そして、こういうハナが光ると当たる台(チバリヨは花笠ですが)というのは連荘ゾーンを抜けたら辞めるのが定石なんです。おじいちゃん達はこういう台大好きなので、チバリヨもそれに漏れず連荘ゾーンである32Gまで打ち、辞めていく。実はチバリヨはそれがリセットタイミングなので上のグラフの0Gに相当するのです。もう拾える拾える。長いことパチスロやってますが、チバリヨ導入から最近までこんなにハイエナが出来たことはありませんでした。最近ではみんな仕様を理解し始めて簡単に拾えるという状況では無くなりましたが、とにかくバブルであったことは間違いありません。

こんな液晶も無い見た目ですが中身は超複雑なので実際には初心者に勧められるような台ではないです。単純にデータ機に表示されているゲーム数で32G付近を打てばいいかというと、内部的にはそれが400G付近だから絶対打ってはいけない台だったりするので難しい。まあ簡単に言うと”32G以内に3連以上ボーナスが続いて32G付近”であれば美味しい台ではありますが、データに本当の通算ゲーム数を表示しない関係で900G付近(リセット間近)も良く拾えますし、とにかく攻めがいのある台なんです。

そして何より面白い。「花が光れば当たり」という単純明快なゲーム性ながら、とにかく複雑怪奇です。詳細は割愛しますが、メーカーからの内部情報がほとんど開示されていないことが楽しさを更に加速させています。詳細がわからないのになんで勝てるのがわかるんだと思うかもしれませんが、それは最近のパチ屋は台の種類ごとにビッグデータ集計されていて、何千台とある台の全ての集計が公開されているためです。つまり、「チバリヨのリセット後0G打てば勝てる」ということだけが知れ渡っている状態で、何故勝てるのかは誰もわかっていない状態です。それが面白い。アドベンチャーパズルゲームに近い”仕様を理解”する楽しさというのは規制の関係で最近のパチスロには無いのですが、チバリヨにはある。打つたびに発見があり、それが答え合わせされることは無いというのはなんとも怪しく楽しいのです。
願わくば撤去前にメーカー側で情報を開示してほしいですが、メーカー側が出している情報と実際の挙動では明らかに矛盾する箇所もあるので、恐らく一生出ることはないと思います。いや、でも出なくてもいいじゃないですか。美味しい美味しいと思っていたサイゼのハヤシライスがレンチンだと知ってショックみたいな話ですよ。世の中には知らないほうが面白いものがあって、その数少ないものがパチスロなんじゃない?という話でした。皆さんもパチスロで勝ちたいならチバリヨを打ちましょう。以上。

5月収支 -15万6000円

 

 

 

 

 

 

 

 

チバリヨ考察
・30~40チェで有利区間300G以上残ってんのに単発でリセットしたらほぼ設定1否定すると思う。高設定っぽくても5チェ抜けたら打たないけど。
・2連目、4連目超えたら半分くらい完走。ただ13連目1500枚で32G抜けたことあるから10連しても確定じゃないっぽい。たぶん天国種別によって当たりゲーム数振り分けしてんだろうね。天国なら8Gに60%、抜け30%。パトなら8Gに85%、抜け5%とか。
・中チェパトランの90%ループっていうのだけが嘘?2連4連があまりにも多いから振り分けか、連数によって継続率変わるタイプかなと思うけど…パトランでも2連目4連目はかなり落ちやすいとか。
・チェリー確率のハイローは絶対あると思う。共通ベルスイカのチェリーは差がないとしてもベルこぼしからのチェリーは継続後の通常Aだと明らかに出にくくない?初当たりまでに関しては無いような気がする。
・天国準備系から強い点灯系やボイスで単発食らう関係上、当選時に次回モードを参照して演出出してるとは考えにくい。ボーナス中の共通パインは32G後の有利区間リセットの示唆でしかと思う。
・8Gでほぼ当たるのからも、天国はどこで当てるかボーナス終了後に決まっているはず。ごくまれに30G付近、18G付近があるが前兆中にチェリーが出やすい感じしないんだよなあ。チェリーの出現ゲーム数まで正確に決まっているような挙動をする。
・すげえたまに出る斜めリプレイは何?怖いんだけど。恩恵無さそうだし。

知ってることあったら教えてください。