Lobotomy Corporation 感想

Lobotomy Corporation

も~~~~~~バカ!!!!!!!!!!!!!!!!

まだ未クリアですが面白すぎるので紹介記事を書きました。

 

これの続編Library of  ruinaをフォロワーサンタさんにもらったのでせっかくならちゃんと前作からやったろうと思いこの悪名高いゲームを始めてしまったが運の尽き。

クリスマスに買ったんだぜ…?1日12時間以上のペースで遊んでいる計算に。
そのくらい面白いし悔しいし辞め時が見つからないゲームでしたが、人に勧めるかというとかなり微妙…

独自性の高いゲームです。エネルギー収集のためにたくさんの怪物達を収集している謎の施設で怪物たちのお世話をするゲームなんですが、どの怪物が収容されるかは3種類から選ばせられしかも名前はO-09-56のように通し番号で表示されるからマウスを重ねたときのちょっとしたフレーバーテキストで推察するしかありません。すなわちローグライク的な要素が強くあります。ピック次第では即詰みになるようなウンコバカ怪物もたくさんいるのに、セーブは5日単位で行われるので気軽にロードしてピックし直すことも出来ません。



そして収容された怪物はビジュアル以外は何もわからない状態で収容されます。
つまり、触って小突いて反応を見て、時には貴重な管理リソースである職員(死んだらキャラロスト)を食べさせて経験則的に理解していくしかないのです。

お世話をすることによって情報ページが解放されていくので、暗記の必要はありませんが、だんだんとこいつらにも職員にも愛着が湧いていくのが面白いですね。

怪物の気に入らない行動をした瞬間施設全てを破壊し尽くされるなんて日常茶飯事。これだけだと理不尽なクソゲーですが、職員の死を含めその日一日をやり直す事だけは出来るので、新しい怪物が収容されたら総当たり的に対応方法を探り、死人が出たらやり直すということが可能です。この方法であれば、職員を生かしたまま進むことができますが、正直この気長な遊び方を要求されるのが人に勧めづらい理由の一つ。でもwikiを見ると発見する面白さは失われるというバランスです。

また、既に管理方法が明確化されたと思いきや、後から収容されてきた怪物との隠されたシナジー効果によって施設が消滅するなんてこともありました。(まあそれはそれで見た目が面白いから良いんですけど)

怪物のお世話パートはとにかく煩雑です。

職員のHPとSAN値に気を配りながら定期的に発動するランダムお邪魔イベントをこなしていく必要がありますが、終盤は管理する怪物が多いこともあり、必要に達していないステータスの職員を向かわせるや、単純なクリックミスとかで怒らせる行動を取ってしまい一日の進捗がパーになるということを何度も何度もやってしまい気が狂いそうになります。
特に「30秒経ったらもう一度クリック」系の敵が爆発したときは「もうこれ仕事だろ…」と正直思いました。

特に一週目は「クリックした瞬間全員死ぬ」ボタンとか、「定期的に触ってあげないと全員死ぬ」列車とか、「怪物の何れかが脱走すると連動して脱走する」バカとかをピックしてしまったのでこの世の終わりみたいな体験でした。

これはボタンを触って2時間パーになった私の魂のため息です。


二週目のプレイに怪物の取説データが引き継がれるので、こういう面倒な奴を避けて安全かつエネルギー効率の良いものを狙って職場を整備しています。

 

このゲームの最大の魅力は、単純に世界観(ストーリー)が面白いところに尽きます。

実はこのゲーム見た目に反して重厚な世界観とゲームプレイに合わせた設定を併せ持つ僕が大好きな作りになっていて、「怪物たちの管理人業務」を行うストーリーと並行して「何故管理人(プレイヤー)はシミュレーションやストラデジーのような体験で怪物を管理しているか」という話も入り混じってきてとても面白いです。
その辺の体験はかなりネタバレ厳禁なところがあるので安易にwikiを見ないほうがカタルシスは強いかもしれません。

また、僕がとてもとても面白いと叫びながら遊んでいたボス戦も特筆すべき部分でしょう。
どのボスもペルソナや世界樹の裏ボス級の手間や爆弾処理を迫られます。最初に対応したときは絶対無理だと思うほどの難易度ですが、クリアできたときはとんでもない達成感がありました。現在7/10?のボス戦をクリアしたところまで進んでいます。 (追記:クリアしました。最高でした。)

ボス戦の進捗なども1日目に引き継がれるので、1週40~100時間ほどのかなりボリューミーなローグライクでありながら周回プレイが前提になっているなど、前述したとおり本当にハードで気長にプレイすることが求められる作りになっていることが人に勧めにくい理由となっています。Steamの高評価してる人みんな150時間とかやってるの怖くて触れなかったんだよな…

ですが、薄まることのない何十時間もの体験は他のゲームではなかなか味わえるものではないですね。作業感の強い日常パートと、瞬きもできないような緊張感のバランスが熱狂的なファンをたくさん生み出している秘訣なんだとプレイして理解しました。

正月休みを使ってクリアし、Ruinaも楽しませてもらおうと思っています。

 

あと年末はDiscordのオタク達とパズルをして大いに盛り上がったりしました。
よいお正月だったと思います!

 

今年も大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いします。

2022年12月31日 のす